1.モスクワのトランバイについて
(モスクワの街を走行するトランバイ)
ロシアの週末の過ごし方や地下鉄のことなどを紹介してきましたが、今回はモスクワのトランバイについてです。
トランバイとは、簡単にいうと路面電車です。(英語ではtramトラム)
写真のように電車の屋根に電線があって、そこからエネルギーをもらって走行します。
地下鉄やバスと同様、運賃は非常に安く、どこまで乗車しても同じ料金という分かりやすい料金設定になっています。
今回は、そんなトランバイの魅力や乗り方などを紹介します!
モスクワへ行ったときは、トランバイやバスに乗車してのんびり観光するのもお勧めですよ。地下鉄と違って、外の景色を眺めながら移動ができます!!
※地下鉄と同じように、都市によっては安全面の理由から利用しないように言われることもありますが、モスクワは基本的に大丈夫です。(バッグを管理し、スリに気を付ける必要はあります!)ただし、路線図や携帯のナビがあった方が便利です。
2.トランバイの料金
バスや地下鉄と同様、どこまで乗車しても同じ料金です。始発の停留所から乗車して終点の停留所まで乗車しても、1つ隣の停留所で降りても運賃は同じです。バスと同じと思ってもらえれば理解がしやすいと思います。
料金は、ビックリするほど安いです!と、言ってもバスと同じですが...。(バスも安い!!)
1回乗車するのに、60円〜100円ぐらいです!地下鉄やバスと同様、回数券とトロイカがあります。
※バスやトランバイにしか乗れないバス専用回数券は、地下鉄+バス(トランバイ)に乗れる回数券よりも安いです!うまく使い分ければお得ですが、観光でモスクワへ行かれるなら少々高くても、地下鉄+バス(トランバイ)に乗ることができる回数券をお勧めします。1番のお勧めは、トロイカですが...。
1回券・・・・・47ルーブル(94円ぐらい) 有効期限5日
30回券・・・・1180ルーブル(2360円ぐらい) 有効期限30日
※バス(トランバイ)専用回数券は、1回券と30回券しかありません。(地下鉄は、1回券、2回券、60回券があります。)
※1回券より30回券の方が、1回あたりの料金は安くなります。
※回数券は名刺サイズで厚紙程度の厚さです。(地下鉄の回数券は赤色。バス(トランバイ)専用の回数券は青色です。)
※バス(トランバイ)専用の回数券で、バスとトランバイに乗車することができます。地下鉄には乗車できませんので、注意してください。
※複数人で使い回すことができます。
地下鉄についての記事はこちら↓
トロイカについては、こちら↓
3.運行間隔
バスの方が本数が多いです。だいたいは、主要な駅や地下鉄の駅に行くようになっています。時刻表は、一応ありますが、正確ではありませんので、アプリで確認することをお勧めします。
モスクワ市民も、アプリを利用して携帯電話でトランバイが何分後に来るのかを確認します。非常に便利で、何番のトランバイがどこを走行しているのか一目瞭然です。
4.おすすめのアプリ
バスと同じアプリでOKです!
観光に行って、ぜひ乗りたいのであればアプリをダウンロードしましょう!とっても便利
Google play で、「モスクワ バス」などと検索すると出てきます。「モスクワ トランバイ」よりも、バスと検索した方がいいです。
①Moscow transport
②Яндекс.Транспорт
①、②とも大差はありません。どちらか片方でいいと思います。
5.乗り方、降り方
基本的にバスと同じです!
0、乗り場に移動します。道路わきの停留所で待っていて、トランバイが来たら道路に侵入して乗り込みます。道路に侵入というのは、トランバイは真ん中の車線を走行するので、道路を1車線横断して乗り込むということです。みんなすごい勢いで乗り込むますので、遅れずについて行きましょう。道路に侵入する際は車に注意してください。ロシア人が横断し始めたら、一緒に動き出しましょう!
1、前から乗ります。中央のとびらは降りる人用ですので、気を付けましょう。バスと同様、前と中央の2カ所に扉があります。ちなみに、ベビーカーを乗せるときは中央から入ります。(中央の扉はとても大きくて乗り降りしやすいからです。)
2、乗ったら、バーの前に設置してある機械に回数券orトロイカをタッチします。(Suikaで乗車するように!)
3、バーを自分で押して、車内に入ります。(アミューズメントパークの入口にある回転するバーのようになっています。正式名、ターンスタイルゲート)
4、降りるときは、中央扉の近くに立ちます。(意思表示が大切!)
※バスと同様に、お客さんがいなくても各停留所に停まります。降りたいときは、中央扉のすぐ近くに立ちましょう。運転手さんが「降りるのだな。」と気付いて、扉を開けてくれます。それでも、扉が開かなければ、中央扉付近にあるボタンを強く押しましょう。「扉開きませんボタン」です。
※日本のバスのような降車ボタンはありません。あるのは、扉が開かないときに押す「扉開きませんボタン」だけです。
5、バスから降ります。降りるときにタッチは不要です。
6.まとめ
ロシアの公共交通機関のトランバイについてでした。
モスクワにお越しの際は、ぜひトランバイも利用してみてください。
アプリがあれば簡単ですし、何より街並みを眺めながらのんびり移動できます。
地下鉄とは違った別の楽しみがありますよ!!
※メニューや料金、満足度の評点や施設データなどは、配信日時点のものです。
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最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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