ロシア人の物に対する考え方

  • 2020年5月16日
  • 2020年5月19日
  • ロシア
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1.修理しながら使い続ける

日本では毎日たくさんの物が作られ、捨てられています。

便利になり、買いたい物がすぐ買えるようになりましたが、その反面、物を大切に扱ったり、修理をして使い続けることが少なくなったと思います。

例えば、靴が壊れたら直すより、新しく買いますよね??よほどお気に入りの物でない限り、直すよりも買う方を選択する方が多いのではないでしょうか。直すお金も結構かかるので、それなら新しい物を購入しようという気持ちになります。

しかし、ロシアでは「修理しながら使い続ける」方を選択する人が多いです。

なぜでしょう??

今回は、そんなロシア人の物に対する考え方について紹介します。

2.古い物を使い続ける理由

理由①長く使い続けることが良いこととされる

「このコート、おばあちゃんからもらったものだよ。」「この車はおじいちゃんからもらったものだよ。」ロシア人の会話では、古い物を話題にすることがあります。親戚や家族が集まるときには、毛皮のコート、車、家具、時計など、何代も引き継がれた物を話題にして懐かしみます。共通の物ですし、誰もが見たことがあるというので、話題にしやすいのでしょう。長く使える=壊れにくくて良い物という認識があります。

理由②物不足の経験から

何年も続いた物不足や経済危機の影響もあり、人々の中で「物を捨てるという行動」より、「物をとっておく行動」が多くなりました。いつか使えるかも知れない...。修理するときの材料になるかも知れない...。捨てても新しい物が買えない...。そのような経験をしたからこそ、物が豊富にある現在のロシアでも、修理して使い続けるのだと思います。「捨てること」はいつでもできて、「購入すること」はいつでもできないとなれば、そういった考えになることも納得ができます。

理由③いたる所に修理屋さんがある

街のいたるところに修理屋さんがあり、壊れたものを修理してくれます。携帯電話、時計、靴、、衣類、家電、など日本よりも安い料金で修理をしてくれます。最近は、携帯電話の修理屋さんが多くなってきたと感じます。それだけ、たくさんの人が持つようになったということですね!修理だけでなく、保護フィルムを貼る作業を行う店もあり、日本と似ていると思いました。

日本と大きく異なる点は、料金の安さと、昔の物でも直すという点です。日本なら修理する代金が高額だから、新品を買おうかなぁと思うこともありますが、ロシアは修理して使って方が安いです。また、「昔の物は修理する部品が無い。」と言われて断られることがありますが、ロシアでは古い物でも修理してくれます。

3.この車は何年前のものでしょうか?

ここでクイズです!

記事の前半にも登場したこの車は、何年前に購入したものでしょうか?

1、約10年前

2、約20年前

3、約30年前

4、約40年以上前

 

 

 

皆さん答えは決まりましたか?

正解は、4、約40年以上前でした。

とても古い車ですよね。今なら逆にプレミア価格が付きそう気がします。

この車は、持ち主のおじいさんが買ったものだそうです。

おじいさんが買った車をお父さんが乗り、お父さんが乗った車を息子が乗っています。親子3代で同じ車に乗り続けていることにビックリしました。

内装も外装もボロボロでよくこれで走れるなぁというのが、率直な感想です。エンジンはかかりますが、今にも止まりそうな感じを受けました。車の車内は錆びて穴が開いている場所もありましたが、危なくないように修理をした痕跡がありました。椅子のシートは今までに何度か交換をしたそうです。

しかし、ロシア人は誇らしげに「これは僕のおじいさんが買った車だ!」「今でも走ることができるんだ!」と自慢していました。それだけ、物を大事にしているし、おじいさんの買った車は丈夫だと言いたいのだと思いました。

4.変わるロシア人の物に対する考え方

現在のロシアは、昔のように物が無くて困ることはありません。スーパーマーケットでも、市場でも、ショッピングモールでも、どこでも買いたい物を自由に買うことができます。

人々の意識も変化が見られるようになりました。

昔からの物を大切にする気持ちは薄らいできて、日本と同じように大量消費が当たり前になってきています。

物が壊れたら、直すよりも新しく購入することが多くなりゴミも増えていると聞きました。

車を例にすると、昔は1台の車を親子で乗り継いでいたけれど、現在は乗り継ぐことはほとんどせずに買い替える人が多くなったそうです。街中を走行する車を見ても、クイズに登場したような車は少なくなり、代わりに外国産の高級な車が多くなったように感じます。

※ある車屋さんの話だと、新車を購入してだいたい3年で次の新車に乗り換えるロシア人が増えたそうです。一部のお金持ちかも知れませんが...。

社会が変化すれば、人々の意識や考え方が変化するのも当然といえば当然です。むしろそれの方が自然なのかもしれませんが、「物を大切にする気持ち」が薄らいでいる現状を見ると、寂しさもあります。

5.まとめ

ロシア人がなぜ物を大切にする気持ちが強いのか、分かっていただけたでしょうか?

私も実際にロシアで生活するまで、物を大切にするとは思っていませんでした。

ロシア人の意外な一面??(物を大切にし、修理しながら使い続ける)が分かっていただけたら嬉しいです。

これからも、皆さんにもっとロシアのことやロシア人のことを知ってほしいので、発信していきます!

※メニューや料金、満足度の評点や施設データなどは、配信日時点のものです。

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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